マイミニヨンへの思い

私には「マイミニヨン:My MIGNON 」が一口ゼリーの市場を開拓し、牽引してきたとの自負があります。ある食品メーカーさんから受けた、こんな相談。「小梅入ゼリーを作ってみたもののあまり売れない。どうしたらもっと伸びるだろうか?」。小梅が入った小さなゼリーを食べてみると、ゼリーの部分は美味しいのに小梅の味とゼリーがマッチしない、小梅無しだと物足りない…。試行錯誤の末、「小梅を甘露煮にしてみてはどうでしょう? そして“小梅ゼリー”をいちわ食品(のちのブランド名「マイミニヨン」)の商品として売出したいのです」と切り出しました。

当時、一口ゼリーは未知の領域。売れる確信はありません。しかし、長年の催事現場での経験・勘・舌から「この商品ならいける!」となにか見えない力で背中を押される感覚がありました。結果、大ヒット! いまでも弊社の看板商品となっています。

味のバリエーションも増え、一口ゼリーの代名詞となったマイミニヨン。名前はご存じなくとも、「あの時、あの場所で買ったゼリー」「何々さんが手土産に持ってきてくださった詰め合わせ」等のご縁がリピートを呼び、夏に限らず常備してくださる方が増えました。

「一口ゼリーというカテゴリー」に参入してくるさまざまな会社や安価の商品も乱立するなか、「健康、栄養補給、安全」をコンセプトにかかげ、皆さまを笑顔と幸せにする「私の小さな贅沢」としてご愛顧いただいております。

宝石のような輝きと、お母さんのような優しさと。これからもマイミニヨンを、よろしくお願いいたします。

代表取締役 伊藤 一男